10questions~ドラフト予想屋さん~

こんにちは。
en+ プロジェクトの坂田です。

隔週金曜日には、アクティングの仕事や社員の"もっと見える化"をテーマに"未だ知られざるアクティング"をお届けしていきます!

「エンターテインメント業界でイベント運営代行業を行なっている」と言うと、ライブやスポーツ観戦やテーマパークに行った経験のある人にはイメージしてもらえるのですが、そこにはまだまだ知られていない仕事がある。

というか知ってほしい仕事があるんです!
そして何よりそこに携わってる社員のことも知ってほしいんです!

そんな想いで、これまで社員にインタビューをしてきました。
どんな仕事をしているのか?楽しさは?難しさは?などなど。

ただ、仕事以外の部分でもまだまだ知らない一面があるんじゃないか。

仕事だけじゃなくパーソナルな部分に切り込んでみたら、もっと社員のことを深く知ってもらえるんじゃないか。

ということで始まった「未だ知られざるアクティング~パーソナル編~」

第5弾のターゲットは前回に引き続きSSチームのベテラン採用担当の宮本さん。

野球好きという肩書きではおさまらないプロのスカウトマンばりに毎年ドラフト予想をしている宮本さんに10クエスチョンズで直撃!

※プロ野球ドラフト会議=毎年10月に行われる新人選手獲得のための会議

 

①いつからドラフト予想をはじめたんですか?

予想というより希望ですね。
明確に覚えてないですが、ちゃんと形にするようになったのは5年くらい前からです。

②ちゃんと形にするとは?

阪神ファンなので、阪神がどの選手をどの順位で指名するのか(というより私自身が指名してほしいか)をブログにまとめるようになりました。

>> 2021ドラフト阪神にはこの選手が欲しい-野手編-
>> 2021ドラフト阪神にはこの選手が欲しい-投手編-

③選手の情報はどうやって集めてるんですか?

高校野球大会期間は休日はテレビで観戦、地方大会もバーチャル高校野球で一度に4試合くらいPCでチェックしています。

直接観れる訳ではないので他にもネットでプロのスカウトマンのコメントを読んだりして、体格・球速・遠投力・足の速さなどの数値をチェックしています。

④今年のドラフトで期待の選手は?

投手では

  • 齋藤響介(盛岡中央高)
  • 鈴木泰成(東海大菅生高)
  • 田中晴也(日本文理高)
  • 山田陽翔(近江高)
  • 森下瑠大(京都国際高)
  • 楠本晴紀(神戸国際大付属高)
  • 米田天翼(市立和歌山高)
  • 武元一輝(智弁和歌山高)
  • 加藤泰靖(上武大)
  • 羽田野温生(東洋大)
  • 矢澤宏太(日本体育大)
  • 河野佳(大阪ガス)

捕手では

  • 松尾汐恩(大阪桐蔭高)
  • 土屋奏人(鶴岡東高)

内野手では

  • 内藤鵬(日本航空石川高)
  • 村上慶太(九州学院高)
  • 山田健太(立教大)
  • 中川智裕(セガサミー)

外野手では

  • 浅野翔吾(高松商業高)
  • 猪ノ口絢太(東海大甲府高)
  • 内海優太(広陵高)
  • 蛭間拓哉(早稲田大)
  • 森下翔太(中央大)
  • 藤井健平(NTT西日本)

今のところこんな感じですかね。
個人的に注目しているのは二刀流の内海優太選手(広陵高)です。

⑤選手たちの見ているポイントは?

球団の選手の年齢層や戦力を考えて、獲得するべき選手を考えます。

またこれは社員採用と同じ考え方ですが、選手の現時点での完成度ではなく、肩の強さ、足の速さ、体格など今後変わりにくい要素をチェックします。

そこで評価していた選手が数年後に活躍しだすと、阪神以外の球団であったとしてもワクワクしますね。

⑥ドラフト予想の楽しさや面白さは?

自分が期待していた(=阪神に欲しいなと思っていた)選手がプロになって活躍していると何だか嬉しいです。

阪神以外の球団に入った選手は、阪神戦以外で頑張ってほしいです(笑)

⑦ドラフト予想の難しさ、辛さは?①

私自身もドラフト上位で選ばれると予想していて、テレビでも報道陣が選手本人や家族を囲んでいるのに、指名されなかった時は何だか苦しくなります。

採用の仕事で例えると、会社説明会から二次面接まで見てきて、期待していた学生が最終面接で力を発揮できず不採用になった時のような気持ちになります。

⑧ドラフト予想の難しさ、辛さは?②

一方、名前を知らない選手がドラフトで下位指名され、即戦力で活躍しだすと自分を目を恥じる気持ちになります。

例えば、阪神の中野選手なんかがそうですね。
6位指名だったけど1年目からレギュラーで活躍、こういうのって本物のスカウトマンの人はしてやったりなんだろうなって思います。

⑨ドラフト予想してて何か印象的なエピソードは?①

ドラフト指名に「チームをこう作る」という意図がしっかり見えるチームは数年後に確実に強くなります。

阪神は一昔前には最下位が定位置でした。
当時の選手の年齢的にみても外野手の獲得が必須だと思われた年で、阪神はその年の私の外野手ランク1位だった藤原選手を1位指名、辰己選手を2位指名したがどちらも抽選で外れてしまいました。

今まであれば、その時点でまだ残っているAランクの投手を指名することに切り替えただろうけど、私の外野手ランク3位の近本選手を指名して獲得。

外野手指名を貫いた結果、近本選手は藤原・辰己よりも早く即戦力となり、今も活躍しています。

なので、ここ数年は阪神のドラフト戦略には意図がしっかり見えて、なんやかんや言っても強くなってます。

⑩ドラフト予想してて何か印象的なエピソードは?②

3年前まで最下位に沈み続けていたヤクルト。
ヤクルトファンの同僚の為に、ヤクルトを強くするドラフト戦略を考えてみました。

打線は強力なので課題は投手力、即戦力投手を少なく1位~3位まで取るべし、ただし奥川選手は確実に即戦力になる逸材なので1位指名するべし。

他にも獲得するべき投手を挙げ「この通りに指名したら2年でAクラスに入れます」と言ったら、ヤクルトが本当に1位から3位までその通りに指名したんです。

そして、2年後にAクラスどころか日本一になりました、強くなり過ぎた。

指名する選手そのものはもちろんですが、どうチームを作っていくかという意図がとても大事なんだと、社員採用も同じだなと、改めてドラフト予想から気づかされました。

以上、スカウトマン(ドラフト予想屋さん)の宮本さんへの10questionsでした!

ドラフトの話題をふったら最後、キラキラした目で喋り続けるので日が暮れますので要注意です。

でもまぁせっかくなので今年の10月は、宮本さんと一緒にドラフト予想を楽しんでみてはいかがでしょうか?

ということで本日はこの辺りで。

ご覧いただきありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。