こんにちは。
en+(えんと)プロジェクト 杉山です。
7/20の記事の編集後記で「ブランディング研修」について触れたのですが、今回は、その振返りを書いてみようと思います。
覚えていますか?
全4回実施されたブランディング研修。
ブランディングって何?と言う話から始まって、アクティンググループのMVVを細分化してみたり、MVVを体現するためにはどうすればいいかを考えてみたり、アクティングの今、未来、取組みを考えたり…一緒にアクティングのブランディング、アクティングの未来について考えましたね。
エンターテインメントがストップし、毎日不安なニュースばかりだったあの頃。未来どころか、明日の事すらわからない状況の中。それでも、全員がとても楽しそうに研修に参加していたことを覚えています。
今日はその中のひとつ。
MVVを体現するためには?を考えた時に社員から出てきた内容をお届けしたいと思います。
◎ アクティングのMVVは?
まずはアクティングのMISSION、VISION、VALUEをおさらいしてみましょう。
🔽 MISSION(ミッション)
最高のサービスでエンターテインメントをサポートし人々の感動瞬間に貢献する

こちらは研修で使用したスライドです。
研修の中では、アクティングが思う「最高のサービス」ってどんなものなのかについてお話しました。
アクティングが思う「最高のサービス」には、会社としての最高のサービスと、社員やスタッフそれぞれの自分の最高のサービスがあり、お客さまがこの瞬間に必要とするサービスを提供することが「最高のサービス」だと考えています。
こう書くと、何だか難しいもののように感じてしまうかもしれませんが、実はそんなに難しいものではありません。
お客様が笑顔になってくれた瞬間。お客様が「ありがとう」と仰って下さった瞬間。あなたにとっては、当たり前の対応だと思っていたことや、あなたにとっては小さな気遣いだと思っていたことも、実はお客様にとっては「最高のサービス」だった…ということもあります。
最高のサービスと言うと、思い出に残るような、記憶に残るようなサービスを思い浮かべるかもしれませんが、それだけが最高のサービスではありません。
お客様が楽しい1日を過ごすための、ほんの少しの隠し味。
これも「最高のサービス」です。
隠し味って、表立って主張はしないけど、それがあるからこそ味が決まったり、他との差別化が出来たりすることもありますよね。
何か嬉しい。
何か楽しい。
何か心地よい。
何かいい。
それも最高のサービスだと思いませんか?
🔽 VISION
働く仲間とお客様の “笑顔” を育み、”幸せ” を未来につなげる会社になる

働く仲間やお客様、アクティングに関わる全ての人が笑顔になり、幸せになる。そして、その幸せを未来につなげていける会社。それがアクティングの思い描いている姿です。
いただいた仕事でお客様の期待以上の成果を出すこと。そのためには求められていることをやるのは当たり前のこと。そこにアクティングならではの一味を加えること。
これはお客様との関係性ももちろんですが、働く仲間同士の関係においても大切なこと。お互いが助け合い、支え合い、ともに成長していくことで笑顔が広がり、そこから幸せにつながる。
ひとりひとりの行動、1つ1つがいい会社を創っていきます。アクティングが目指すのは「良い会社」ではなく「いいなぁと思う会社」です。
🔽 VALUE
We act the best for you

注目したいのが「主語」
「I」ではなく「We」
アクティングで仕事をする上で「私がどう考えるか」も大切ですが、もっと大切なのは「私たちとしてどう考えるか」
仕事は一人ではできません。
イベント会場で仕事をする時も、事務所の中で仕事をする時も。どんなときも。アクティングの仕事は一人では成り立ちません。
だからこそ「We」
私たちとしてどう考えるか。
誰か一人の考えだけで突っ走ってはいけないんですよね。
◎ 細分化する
研修ではこのMVVを体現するためにはどうすればいいかを一緒に考えていきました。
その際に、いきなり「はい。どうしましょうか?」からスタートしても難しいので、まずはMVVを細分化していきました。
例えば、「働く仲間とお客様の笑顔を~」とあれば、働く仲間って誰だろう?お客様って具体的にどんな人?笑顔からイメージするのは?どんな時に笑顔になる?と、キーワードを拾ってどんどん細分化していきます。
更に出てきたワードを細分化、そして更に細分化…と時間の許す限り不可ぼっていきました。
こうすることで、言葉だけで捉えていたMVVに輪郭が生まれ、更にそれぞれの色が付けられていき、それぞれのチームの温度感や形が形成されていきます。
その上で、体現するためにはどうすればいいのかを考えていきました。
◎ 体現するためには?
それぞれのチームから出てきた意見をご紹介させていただきます。社員の皆さんには「あぁ、こんなこと書いたなぁ。」「こんな話出てきたなぁ…」と思い返してもらえたら嬉しいです。
🔽 チーム①
- 感謝し、感謝される存在であれ
- 一人ひとりに寄り添え
- 挑戦し続けろ
🔽 チーム②
- 最善を尽くす
- 本質を理解する
- 成長と学びをし続ける
🔽 チーム③
- 一人ひとりが経営者になる
- 挑戦し続ける
🔽 チーム④
- 常に笑顔が増える選択をする
- 常に何事にも挑戦し続ける
- 常に誰に対しても思いやりをもつ
🔽 チーム⑤
- より多くの笑顔を生み出す
- 相手目線で考える
🔽 チーム⑥
まずは行動する
相手を思いやり寄り添う
私たちにしか出来ない事をする
以上が、各チームから出てきた「MVVを体現するために」です。
さて、これを見てあなたは今、どう思いましたか?
忘れていたか覚えていたかは、一旦置いておいて。ここに書かれている事を無意識だったけど、出来ていた!と思う人もいれば、出来ていなかったな…と感じる人もいるのではないでしょうか。
あの頃の自分たちが出した言葉を今一度見直してみることで、どんな風に感じ、今後どんな風に考えていくのか、どんな風に動いていくのかを、ほんの少しでいいので、考えていただける時間になればいいなと思っています。
◎ 編集後記
最近、長いですね(笑)
今回、MVVについて触れましたがその中でも「私たちとしてどう考えるか」と言う言葉を見ながら、私自身が「私としてどう考えるか」が先行してしまっていた時があるなぁ…と反省。
「私としてどう考えるか」も、もちろん大切。それがなくなると「周りが言うから」「○○さんが言うので」と他責になってしまう可能性が高いと思っています。
だからこそ「私」の意見を持つことは大切。だけど、「私」だけの意見に固執してはいけないのだと思います。
周りから何を言われても自分の意見だけを貫き通すのは、一見かっこよく見えますが、ただの意固地になってしまっているだけの可能性もあります。
周りの声にも耳を傾け、その上で「私」がどう思うのか。そして、それが「私たち」だったらどう思い、どう考えるのか。
「誰かのために」と思ってもそれが「私」だけの想いを押し付ける形になっていると、それは「誰かのため」という言葉を傘に自分のやりたい事を押し付けているだけになってしまう可能性も。
自分本位で意固地な裸の王様にならないためにも「We」を主語にして物事を考える癖を付けていきたいと改めて感じました。
さて、あなたはどんな風に感じましたか?
それでは、本日はこの辺りで。
ご覧いただきありがとうございました。
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