気温と効率

302です。

人間にもパソコンにも大敵な夏がまもなくやってきます。
人間は熱中症の危険が大、PCも故障のリスクが増大します。

しかし、人間と違ってパソコンは、基本的に自分から「熱い」とは言ってくれません。
普通に動いているように見えても、通気性が悪い状態でゲームなどをしてしまうと、
CPUの表面や、ビデオカードのチップやVRAM(ビデオメモリ)の周辺は70度~80度超、ひどければ90度を超えることも。

この「高温動作→冷却→動作……」を続けていると、パソコンの劣化が早くなり、故障の原因になります。

パソコンの中で特に熱が出やすい部品には、金属製のヒートシンクという放熱専用の部品が載せられています。
部品とヒートシンクは直接接しているわけではなく(直接金属とチップ本体が当たると損傷するので)、
熱伝導を行う樹脂がサンドイッチの具的な感じで塗られています。
この樹脂はそれぞれシリコーンだったり、相変化する素材だったり、
あるいはインジウムなど高価な金属を使ったはんだだったりしますが、
これは基本的にすべて温度の昇降で劣化し続けます。
苛烈な使用環境では、金属ベースの樹脂ですら粉になってしまうことも……。
結果、熱暴走の原因になったり、最悪飛散した樹脂が通電不良→故障の原因になることも。

まずは簡単にできることをいまのうちにしましょう。
エアダスターでPC内部を吹いて空気の循環を良くするだけで温度は下がります。
ノートPCの場合は中々難しいので、画像に上げた
「ノートPC冷却パッド」
の導入がオススメです!